お知らせ

新着情報・お知らせ

お知らせ 2022年6月5日 更新

臨時休診のお知らせ

6月22日水曜日は、臨時工事のために、終日休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、ご協力の程をよろしくお願い申し上げます。

お知らせ 2022年6月1日 更新

夏季休診のお知らせ

8月15日から20日まで休診させていただきます。

ご協力の程をよろしくお願いいたします。

 

お知らせ 2022年6月1日 更新

新型コロナワクチン接種の予定

新型コロナワクチン接種の予定をお知らせいたします。

今回は日曜日の午前、午後に接種いたします。

7月10日から開始になる予定です。

受付は6月27日月曜日から始めます。

対象は60歳以上の方で、3回目接種から5ヶ月を経過された方です。

3回目接種から6ヶ月経過されていても、3回目接種の効果はさほど低下していないと考えられますので、3回目を本年1月中にお受けになった方でも7月の接種で間に合うと思います。

接種体制構築、ワクチン配給予定などの事情により、上記の予定が変更になる可能性がありますことをご了承ください。

ご協力の程をよろしくお願い申し上げます。

 

お知らせ 2022年3月28日 更新

新型コロナワクチン接種を終了しました。

新型コロナワクチン接種を実施してまいりましたが、終了いたしました。

今後の予定は、お知らせできることができましたら、また掲示いたします。

お知らせ 2022年3月12日 更新

新型コロナワクチン接種対象者

おかげさまで、新型コロナワクチン3回目追加接種につきまして、当初優先的に接種受付致しておりました、60歳以上の、当院のかかりつけ患者さん、1回目、2回目を当院で接種されました方々への接種が順調に進み、ほぼ終了することができました。

接種できるワクチン(ファイザー社コミナティーワクチン)を、まだ少し残すことができましたので、今後は対象を広げさせていただきます。

現在接種しておりますワクチンは必ずしも安全なものでなく、発熱や倦怠感に留まらず、ごく一部の方にですが、更に重篤な副反応も見られています。

またワクチン接種しても、特にオミクロン変異株の感染はほとんど阻止できないこともわかってきております。

そうしたワクチンの有効性や安全性について、別項に掲載させていただきましたので、ぜひご一読ください。

その上でご希望いただく方は、受付致します。

1. 60歳以上、あるいは重症化リスクの高い基礎疾患を有する方がは、当院かかりつけ患者さん以外の方、1回目、2回目を他施設、集団接種、大規模接種、職域接種で受けた方であっても受付させていただきます。

2. 60歳未満でも、別掲の安全性、有効性についての記事をよくご理解いただいた上で希望なさる方も受付ますが、原則40歳未満の方は対象外とさせてください。小児には接種いたしません。

3. 事務処理能力の制限があり、接種券を取得されている方に限定させてください。

4. 今のところ予定している接種日、時間帯は、3月12日(土)午後、3月19日(土)午後、3月26日(土)午後、になります。

5. まだ余裕がありますが、在庫ワクチンが終了したら、接種も終了となりますので、ご了承ください。

6. 診療日、診療時間内に、当院まで電話(06−6875−3500)をいただくか、直接当院受付で申し込んでください。

お知らせ 2022年3月11日 更新

新型コロナワクチン接種の予定

新型コロナワクチン接種の、今後当面の予定をお知らせいたします。

1. 予定している接種日、時間帯は、3月12日(土)午後、3月19日(土)午後、3月26日(土)午後、になります。

2. 診療日、診療時間内に、当院まで電話(06−6875−3500)をいただくか、直接当院受付で申し込んでください。

お知らせ 2022年3月11日 更新

新型コロナワクチン接種の有効性

新型コロナ新規感染者数がだいぶ減少傾向になってきました。しかしまだまだ油断できません。

医学研究結果や、コロナワクチン接種後の疫学調査では、コロナワクチン接種では流行そのものは止んでいません。減りもしていません。変異株の出現でますますひどくなる一方です。

現状では感染を防ぐためには、地道にマスクをする、換気をする、会話は一定の距離をとって行うなどの対策を行うしかありません。

当院では基礎疾患のない60歳未満の方への接種は、原則おこなっていません。この方々には接種に伴う危険を上回るご利益がないからです。

mRNAワクチンの危険については先日掲載いたしました。今回はご利益がない点について、すなわち現在接種が行われているワクチンに、何が期待できるのか、何を期待しても無駄なのか、についてご説明してみます。

 

はじめに

 

一般的にワクチンの効能について説明します。

第一に感染(ウイルスにかかること)を防ぐ効果があります。

第二に感染しても発病させない効果があります。この概念は、わかりにくく感じられるかもしれません。感染しているが、無症状の方々がたくさんおられると報道されていますが、まさにそのような状態の方です。ワクチンの力でそのような状態を作り出すことができます。

第三に感染し、発病しても、重症化し、死に至ることを防ぐ効果があります。

現在我が国で用いられているファイザー社、モデルナ社のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの臨床試験では、第三の効果と説明した、重症化、死亡を95%抑えることが証明されました。大変素晴らしい効果です。臨床試験ではこの重症化予防効果は一年後にも保持されていました。

臨床試験で、感染したが発病しない方の検出は困難です。そこで、感染予防効果を調べることはできずに、発病予防効果について調べられました。第一と第二を合わせた効果です。その結果ファイザー社95%、モデルナ社94%という素晴らしい結果が得られました。

インフルエンザワクチンのような不活化ワクチンでは通常60−70%程度ですので、大変素晴らしい効果と言えます。

しかし注意すべきは、感染したが無症状の方は、発病していないので有効例になるということです。

 

3回目追加接種の効果

 

在日米軍基地における新型コロナ感染クラスター発生が問題視され、盛んに報道されました。我が国では国民みんなでコロナを流行させないように、我慢をして、用心しているのに、米軍基地からコロナが撒き散らかされてはたまった物ではないと、さぞ憤られたことでしょう。

しかしこれらの米軍兵の皆様は、ほぼ全員がコロナワクチン3回目接種を終えられている方々でした。兵隊さんにコロナで入院しないといけないような方が次々と発生したら、軍隊活動できませんので、さすがに米軍はその点に抜かりはありません。ワクチンは重症化を防ぐことができるので、感染した米軍兵の方は、元気に活動を続けておられました。しかしその分流行は広がるという事です。

つまり3回目接種をしてもコロナに感染する、爆発的に流行するということは、感染予防効果はあまりない、特に今流行っているオミクロン株などに対してはほとんどないということです。

欧米などでも爆発的に、我が国の10倍以上の感染、流行が生じています。これらの国ではマスクをしている方は稀で、ワクチンパスポートがあれば、マスクなしでお店で飲食、飲酒できます。こういうことをしていれば、3回目ワクチン接種をしても感染、流行はいくらでも広がるということです。

これからわかることは、我が国で流行がまだ現状のような程度で済んでいるのは、ワクチンの効果ではなく、マスクなどの感染予防策をみんなで行ってきたからだということです。

感染すれば、発病がなく、無症状の方でも、発熱や咳が出ている方と同じように、周りを感染させることはすでにわかっています。

ワクチン接種により、自分が予防するだけでなく、家族や周囲の方、おじいちゃん、おばあちゃんを守りましょうとのスローガンがありますが、残炎ながらワクチン接種を受けた本人の重症化を抑えることができるだけで、周りの方を守ることはできません。

 

英国保健安全保障庁の3回目接種効果データ

 

英国保健安全保障庁が興味深く、大変参考になるデータを発表されています。(先日のコメントに掲載した、N H Kが参照報道していたデータです)

 

英国保健庁

 

それによるとファイザーワクチン(BNT162b2)接種のeffectiveness(有効性)が、オミクロン株の場合、デルタ株よりも全体に低くなっており、接種後2−4週後には60%程度であるのが、20−24週では10%程度まで低下してしまいます。

しかしファイザーワクチン(BNT162b2)を追加接種すると1週目、2−4週で70%程度に改善し、10週経過しても50%にしか下がらない、と説明されています。

T V報道やインターネット記事などで、ワクチンは3回目接種でようやく十分な効果が見られるというような発言がありますが、そうでしょうか?

ちなみにmRNA-1273はモデルナワクチンで、1回目、2回目がファイザーワクチンでも、3回目にモデルナワクチンを用いると、ファイザーワクチンよりもさらに効果が上がる、ように見受けます。

しかしこのデータをよく見ると、3回目接種のグラフは横軸が2回目と違います。3回目は横に伸びていて、グラフの傾きが緩やかに見えます。

それを考慮して判読すると、3回目接種でも週数とともに低下するのは2回目と変わりがありません。

2回目接種でも10−14週では40%程度を保っていたことを考えると、いかがでしょうか。

3回目接種で有効性が、一旦は回復するが、その程度は2回目接種直後と同じようなものに過ぎず、その後も週数と共にどんどん減弱し、減弱の仕方は2回目接種後とほぼ同じという結果です。

ちなみにeffectiveness(有効性)とは、臨床試験の際と同じ診断基準で、症状が出ないことを評価しており、感染したが発病していない方は有効と判定されているのは同じで、有効例の中に感染者はかなり含まれます。

つまり3回目接種しても、発病効果は一時的(4週程度)高まるとしても、感染予防効果はさほどでない(可能性があり)、発病予防効果も10週(2.5か月)でかなり低下し、それは3回目接種しても同様だということです。

 

重症化、死亡率

 

重症化、死亡のリスク軽減効果はかなり期待できます。海外の感染がかなり広がっている国々でも、死亡者はあまり増えなくなっています。

我が国でも昨年7月にデルタ株の大流行(第五波)が起きましたが、菅元総理の強力な指導で、ワクチンの高齢者への優先接種が進んでいたので、重症化、死亡者は感染者が爆発的に増えた割には低く抑えられました。

では重症化、死亡のリスクの高い方はどのような方でしょうか。

基礎疾患をお持ちの方が危なさそうだというのはどなたも想像できると思いますが、それ以上に顕著だったのが、年齢でした。

厚生労働省が報告した年代別の死亡者数のデータをお示しします。

 

厚労省年代別死亡者3

 

まだワクチン接種が始まる昨年1月6日のデータです。

60歳代以上では年齢とともに跳ね上がり、特に70歳代、80歳代以上では大変高率になっていました。

一方50歳代以下では、コロナに罹患しても、死亡率は0.1%以下で、亡くなられているのはほとんどが高度肥満や糖尿病などを患われている方でした。

次のデータは一年後の本年1月11日のもので、ほぼ全ての世代でワクチン接種が進んだ状態でのものです。

 

厚労省年代別死亡者4

 

60歳代以上の高齢者において死亡率が高いという状況は変わりません。

50歳代でも死亡者は一定数おられますが、60歳代以上より少なく、しかもほとんどが基礎疾患をお持ちの方です。

40歳未満では亡くなった方はおられません。(その後ポツポツと死亡例が報道されましたが、全国でも数えられる程度です)

ワクチンは、重症化を防ぐことが接種の目的と考えると、70歳代以上の高齢者、50−60歳代でも基礎疾患を有する方に、最も恩恵があることが明らかです。

 

ワクチン接種の対象

 

若い方は、もともと重症化が少ないので、接種しても更に減らすという効果が得られず、接種しても感染は起きるので、マスクなしでの宴会はできず、家族やお年寄りを守ることはできません。

小学生などの学生さんは学校での集団感染が問題になっていますが、ワクチンを接種しても感染は起きるし、周りに感染はさせるので、集団感染は減らせません。先天性心疾患のような病気のない普通のお子様は、重症になったり、亡くなったりしません。

一方心筋炎や突然死のリスクはこのような若い方に高くなっています。小児の突然死も報告されています。

しかもmRNAワクチンは新しいワクチンで、数年後、10年後にどのような影響をもたらすかまだわかっていません。

このような安全とは言えないワクチンを、死亡リスクの低い、あるいはほとんどないと言って良い世代に接種するのは反対です。

 

高齢者へのワクチン接種

 

ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの、臨床試験での重症化予防効果は一年後にも持続するとご説明しましたが、全ての方にそうであるとは言えません。

高齢の方は、ワクチンを接種しても免疫力がそれほど高まらず、また減弱も早いという傾向があります。個人差は当然あるのですが、2回目接種後6ヶ月も経過すれば、かなり低下していることが懸念されます。

このような方への3回目接種は強く推奨されます。

当院でもこれらの方への接種は積極的に行なっております。

60歳未満の方は、以上の情報をよく検討していただいた上で、接種の是非をご判断ください。

 

新型コロナ診療の今後の見通し

 

現在新しいワクチン開発がかなり進んでいます。

ファイザー社、モデルナ社はオミクロン株のような変異株に対するワクチンを開発し、米国で臨床試験中です。

ノババックス社、塩野義製薬は、組み替えタンパクワクチンを開発しています。組み替えタンパクワクチンはすでにB型肝炎ワクチンなどで使われている方法で、安全性もかなりわかっているワクチンです。ノババックスは海外からの導入なので、供給に不安がありますが、塩野義製薬は我が国の会社なので、安定供給してくれそうです。

インフルエンザに対するタミフルの様な経口治療薬が開発されています。

すでに二種類発売されていますが、海外からの輸入なので、非常に品不足で、特に重症化リスクの高い方にしか処方できません。

塩野義製薬が経口治療薬を開発しており、認可申請中で、迅速審査で、来月には認可されそうです。供給も問題ないでしょう。副作用はありますが、感染してから服用したら、重症化を防ぐことができますので、コロナ診療が一変するのではと期待します。

2年間の経験から、7月に次の流行が起きる可能性は高いですが、それには間に合いそうです。

いよいよコロナ抑圧から解放される光明が見えて、ワクワクします。

 

付記

 

基礎疾患を有する方とは

基礎疾患を有する方は次のA またはB に該当する方です。

A、次の1~14 の病気や状態の方で、通院や入院している方

1  慢性の呼吸器の病気

2  慢性の心臓病(高血圧を含む)

3  慢性の腎臓病

4  慢性の肝臓病(肝硬変など)

5  インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病

6  血液の病気(鉄欠乏性貧血を除く)

7  免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)

8  ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている

9  免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患

10  神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)

11  染色体異常

12  重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)

13  睡眠時無呼吸症候群

14  重い精神疾患(精神疾患の治療のために入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合) や知的障害(療育手帳を所持している場合)

B、BMI(肥満度を表す体格指数)が30 以上の肥満の方

BMI=体重(キログラム)÷身長(m)÷身長(m)
*BMI30 の目安:身長160cmで体重約77kg 身長170cmで体重約87kg

お知らせ 2022年2月26日 更新

新型コロナワクチン接種の安全性

熱心に読み込まれている方が多いので、丁寧に説明します。

冗長に感じたり、難解に感じたりされる方が多いかもしれませんが、ご了解ください。

 

はじめに

 

現在我が国でほぼ全ての症例に用いられている、ファイザー社、モデルナ社のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンについてご説明いたします。

当院では3回目追加ワクチン接種対象者を、60歳以上、あるいは基礎疾患を有する方に限定しております。

その理由はひとえにメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが安全なワクチンとは言えず、コロナに罹患した場合の重症リスク、死亡リスクが、接種リスクを上回る方に限定すべきであると考えるからです。

 

ワクチンの副反応

 

テレビ報道で、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンにより、発熱や倦怠感などの副反応が生じ、それらでいかに苦労したかを切々と訴える方々が取り上げられています。

もちろんそれらの副反応も、一月以上も体調不良が続く方もおられ、問題ではありますが、いずれは治まるものです。

しかし因果関係の証明の困難さから、ワクチン被害であるとの取り上げ方をされていませんが、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンにより、亡くなられている方が少なからずおられます。亡くなってしまうと言う取り返しのつかない事ですので、大変に深刻な問題です。

しかも、ご高齢で体力が弱ってきたり、基礎疾患という持病をお持ちでなく、全く健康的に暮らしておられる方が突然なくなられています。スーパーマン的な体力を持っているプロ野球選手も亡くなられました。

 

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの安全性

 

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンはカタリンカリコ博士の画期的な発見、発明から誕生しました。これからも人類に多くの恩恵をもたらすであろう素晴らしい成果で、カタリンカリコ博士がごく近い将来ノーベル賞を受賞されることは間違いありません。

しかし問題もあります。

メッセンジャーRNAは体内物質で、害が出ないように、人間はすぐに分解するメカニズムを持っていますが、ワクチンとして用いた場合にすぐに分解されるとワクチン効果が出ません。そこでカタリンカリコ博士は工夫して、すぐに分解されないメッセンジャーRNAを作りました。それが画期的なのですが、言い換えると、害が出るかもしれないメッセンジャーRNAが、すぐに分解されずに体内に残るということです。

今回世界中でたくさんの死亡者を出すという、新型コロナ流行という未曾有の大惨事が起きたので、一刻も早く有効なワクチン開発が求められました。そういう状況の中で、短期間に開発できるメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、他のワクチンよりも早く完成しました。

米国の厚生労働省にあたる食品医薬品局は状況を鑑みて、せいぜい一年未満の臨床試験しか行われていないメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを仮承認し、接種を開始しました。

イスラエルは国単位で言えば、米国よりも早く接種を開始したのですが、それはイスラエル政府がファイザー社に、イスラエル国民を対象にして臨床試験をして欲しい(しかも薬剤費はイスラエルが支払う)、事故が生じてもファイザー社は免責である、との条件を提示して、契約し、実現しました。

このように安全性試験が十分に行われないままに、一般市民への接種が始められたのです。

我が国の厚生労働省も特例承認という、正式な承認ではない形式の承認を行い、臨床使用を容認しました。その後の感染が拡大しても死亡者がさほど増えなかった事を考えると、素晴らしい英断だったと思います。

世界中の大多数の方に接種を開始して、一年半ほどが経過しましたので、副反応や安全性についてのデータが出てきています。例えば先述の心筋炎によると思われる突然死は世界中で起きています。

しかしそれでもなお主張したいのは、まだなおせいぜい2年しか経過しておらず、さらに長期でどのような副反応が生じるのかについてはわからないという現状です。

例えばこのような状況で、若い、幼い子供達への接種が進められており、胸が張り裂けんばかりの怒りを覚えています。

同じように、あるいは小生以上に、小児への接種に反対している医者も多数おられますが、マスコミが取り上げてくれないので、皆様に情報が届いていないというのが現状です。

 

副反応としての心筋炎

 

亡くなられる原因はいくつもありますが、ここで心筋炎について説明いたします。

心筋炎は心臓の筋肉(心筋)が炎症を起こすものです。心筋が炎症を起こすとうまく収縮できなくなり、重症であれば重篤な急性心不全を起こします。重篤であれば数時間内に命を落とします。

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンで起きる心筋炎はほぼ全例が軽症とされており、呼吸困難などの症状が出るような重症の心不全を起こすことはほとんどありません。

そもそも心筋炎は、風邪を起こすウイルスの一部も原因になり、軽いものを、我々は知らないうちに罹患し、知らないうちに治っているというような疾患です。

しかし心筋炎として軽症であっても、炎症を起こした心筋は、重篤な不整脈を起こす恐れがあります。ワクチン接種後に突然死される方の中には、軽症の心筋炎に伴う重篤な不整脈が原因である方がおられるのでないかと懸念いたします。

自動車のエンジンが故障した場合、故障が軽度であれば走り続けることはでき、不便はありませんが、故障を抱えたまま走り続けてていると、突然エンジンが止まってしまうような深刻な故障に発展する恐れがある、と例えられるでしょうか。

心筋炎は、重症で心不全を来さなければ、通常は症状はなく、本人が気づかないばかりか、医者にとっても、診察や胸部レ線や心電図といった普通の検査ではわかりません。

症状として胸痛が挙げられたりしますが、それは炎症が心筋を取り巻く心膜に及び、心膜炎、場合によっては胸膜炎(肋膜炎とも言います)を起こした場合の症状です。心膜炎に至るほどに進行すれば症状が出現し、検査をすれば診断に至る可能性が高いでしょう。しかしそのような症例の頻度は少ないです。

 

心筋炎や心膜炎の副反応報告

 

心筋炎や心膜炎が疑われた報告頻度が発表されていますが、上記の理由から、疑いに至らない場合が多数(100倍、1000倍かもしれない)おられる事でしょう。

 

心筋炎

心膜炎

 

特徴があり、男性に多く、若い方に多く報告されています。

概ね50代ぐらいまで危ないように見受けます。

ファイザー社ワクチンに比して、モデルナ社ワクチン接種者に多い傾向が見られますが、この程度であれば意味のある差かどうか分かりません。発病や重症化予防効果が、多くの統計においてモデルナ社ワクチンの方が若干優れており、モデルナ社ワクチンの免疫効果がやや優れていることが、心筋炎発症については裏目に出ているとも推測できます。

 

最後に

 

ワクチンの安全性についての情報のごく一部をお示ししました。

ワクチンの効果についても誤解や、陰謀に近い策動が続いています。それらについてもできるだけ早く皆様にお届けしたいと考えています。

一例を挙げます。

次の図はNHKの時論公論という、高い権威を醸し出している番組で取り上げられたデータです。出典はイギリス保健安全保障庁で、信頼できるデータです。

 

effectivenesspdf

 

ファイザーワクチンを接種してから時間が経つと有効性が低下してきます。デルタ株に比してオミクロン株では、有効性が元々低く、時間と共に低下する速度も早くなります。

しかし3回目接種をすると有効性は著明に回復し、しかもその後の低下の割合も少なくなります。

と報道されました。

グラフをよく見ますと、3回目ワクチン接種後の時間経過の横軸が、2回摂取と異なり、伸びています。一見低下が遅そうに見えますが、実際は2回目接種後とほとんど変わらない程度に低下するというデータでした。3回目接種すると有効性が回復しますが、10週間経つとかなり低下してしまうのは、2回目接種後と同じであるというデータです。

実はイギリス保健安全保障庁が報告した原著論文も横軸が細工されていました。数値データが添付されているので、なぜグラフだけこのように細工するのか、意図は分かりません。

皆様に提供されている報道は、実はこの程度のものなのです。

報道は冷静に、慎重に受け止めてください。

お知らせ 2022年2月26日 更新

新型コロナワクチン接種の予定

新型コロナワクチン接種の、今後当面の予定をお知らせいたします。

1. 60歳以上、あるいは重症化リスクの高い基礎疾患を有する方が対象です。

2. かかりつけの方(普段の通院はなくとも、1回目、2回目を当院で受けた方を含む)に限定させていただきますが、かかりつけの方は、1回目、2回目を集団接種、職域接種、他院で受けた方も対象とさせていただきます。またそのご家族もご希望があればお受けいたします。被接種者全員の氏名、連絡先電話番号を確実にお知らせください。

3. 事務処理能力の制限があり、当面接種券を取得されている方に限定させてください。

4. 今のところ予定している接種日、時間帯は、2月27日(日)午前、午後、3月6日(日)午前、午後、3月12日(土)午後、になります。

5. 診療日、診療時間内に、当院まで電話(06−6875−3500)をいただくか、直接当院受付で申し込んでください。

お知らせ 2022年2月13日 更新

新型コロナワクチン接種の予定

新型コロナワクチン接種の、今後当面の予定をお知らせいたします。

1. 60歳以上、あるいは重症化リスクの高い基礎疾患を有する方が対象です。

2. かかりつけの方(普段の通院はなくとも、1回目、2回目を当院で受けた方を含む)に限定させていただきますが、かかりつけの方は、1回目、2回目を集団接種、職域接種、他院で受けた方も対象とさせていただきます。またそのご家族もご希望があればお受けいたします。被接種者全員の氏名、連絡先電話番号を確実にお知らせください。

3. 事務処理能力の制限があり、当面接種券を取得されている方に限定させてください。

4. 今のところ予定している接種日、時間帯は、2月19日(土)午後、2月23日(天皇誕生日)午前、午後、2月27日(日)午前、午後、になります。

5. 診療日、診療時間内に、当院まで電話(06−6875−3500)をいただくか、直接当院受付で申し込んでください。

 

 

このページの先頭へ上がる